東京でゴミの分別が楽な区、厳しい区
東京都内でも自治体が代われば、ゴミの分別方法に違いがあります。例えば、練馬区の使用済の食用油は資源ゴミに分類されますが、大田区では廃食用油として燃焼ゴミに分類されています。東京23区内でも、区がリサイクル活動に力を入れているなどの理由で、ゴミの分別が厳しい区もあります。
東京でゴミの分別が楽な区
東京23区のうち、ゴミの分別が比較的楽な自治体としては、足立区、目黒区、港区などがあります。これらの区では「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「資源ゴミ」「粗大ゴミ」の4種類の分別ではあるものの、資源ゴミの分別が、古紙、ビン、カン、ペットボトルなど、シンプルで覚えやすいものになっています。
また、港区、台東区、品川区、杉並区は、分別が3種類(可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミ)となっており、他の区に比べると分別が容易なエリアです。ただし、品川区だけは「可燃ゴミ」「陶器・ガラス・金属ゴミ」「資源ゴミ」の3種類の分別になっています。
東京でゴミの分別が厳しい区
東京都23区のうち、ゴミの分別が厳しいのは江戸川区、練馬区、大田区などです。
江戸川区は、住みよい街を築くためという理由で、東京23区の中でも特にごみ処理に厳しい区となっています。分別する種目は多く、しっかりと分別できていなければ回収も行ってくれません。
練馬区では「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「資源ゴミ」「粗大ゴミ」の4種類の分類は同じですが、それぞれの分別の方法が異なります。練馬区はリサイクルに力を入れており、古着や古布は指定された区の施設まで持って行く必要があります。使用済み食用油なども細かく分別をする必要があります。回収された古着のうち、まだ着られるものは中古衣料として再使用され、古布や着られない古着は工業用ぞうきんなどに加工して再生利用されています。
また、練馬区では、揚げ物を作る際に出る使用済み食用油も、ペットボトルに入れて施設の指定日時に設置される回収用コンテナまで持参する必要があります。回収された使用済み食用油は、インクや石鹸の原料として再利用されています。